真の願い
□第16話 お返し
3ページ/30ページ
朝食、昼食も食べ終え、暫くして、れなは幾斗の様子を見ていた
幾斗の顔に手を触れる
「ちょっと…熱下がったかな…。でも、まだ高そう…」
「幾斗は大丈夫なのか!?し…死んだりしにゃいか!?」
ヨルが叫ぶ
「しーっ。静かにね。
大丈夫。熱高いだけだから…。多分、疲れがたまっちゃっただけだと思うよ。
だから、すぐ治るよ」
「本当か!?本当かにゃ!?」
「うん、大丈夫だよ。私たちは、できることをしようね」
「…わかったにゃ…」
「(それにしても…寝てる時の幾斗って、いつもより幼く見える…
嫌味ったらしい幾斗がここまで可愛く見えるとは…寝顔はすごいな…)」
頬を突いたりして遊んでいた
ふいに
ピンポーン
インターホンがなる
「誰か来た?」
「ちょっと見てきますね〜」
「あ、お願い、リィナ」
部屋を出て、玄関へと向かう
「たいへんですうぅ〜!!!」
「しーっ!!静かに!!」
怒られた
.