看板息子小説

□Perfume
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明日…というよりもう今日だけど、休みだから夜更かししてもイイという許可が出たにも関わらず…。
なんでそんな爆睡なんかしてんのか不思議でしょうがない。
許可だしたの真だよ?
夜更かししてもイイって言ったのに…

「休みの前の日だよ?夜だよ?」

考えていた事なんて一つしかないはずなのに可愛い可愛い弟は気づいてはくれなかった。
確かにここ数日睡眠時間もないような過密スケジュールの中で俺の仕事に着いてきて、真夜中のマネージャー会議に出席して、スケジュールの調整をして…。

ドラマなんかの出演依頼とか、確かにここ数日にいきなり依頼が増えてた気もしなくもないけど…。

「いちゃいちゃする暇もなかったんだし…今日くらい」

したかったと恨み言をつぶやいても、すやすやと気持ちよさそうに眠る恋人は起きそうにない。
仕方なくベッドに潜り込んでせめて寂しさを紛らわすのにギュッと抱きついて眠りについた。
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