弌短編
逸らさず見ていてよ
私の写真が灰になるまで
喉が焼けて掠れるまで
シャッター切って死なせて
冷えた四肢は
重ねて寄せるだけじゃ足りない
貴方を温めて
埃に塗れた銀色の猫
まだ何色へと
染まるのかさえ知らず
身体中に刻みつけた
刻印ごと愛して
全て燃やそう
貴方頬を照らせるように
立ち上った
煙や煤が目にしみても
word by ginneko
(黒子のバスケ・短編)
□
表紙を開く
□
解説を読む
[
TOPへ
]
[
カスタマイズ
]
カスタマイズ
©フォレストページ