他校話

□秘密恋
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「お邪魔しまーす……」
「遠慮なく入ればいい」

一応は、遠慮するじゃろうが、他人のいえじゃし

「参謀の家は和風じゃのう」
「弦一郎に比べれば、充分、洋風だが」

真田は別格じゃ
俺は参謀の部屋に荷物をおく

「俺はこれから、予習復習するが、どうする」
「ん、俺もするけぇ」
「そうか、だったらダイニングに行こう」
「あ、あぁ」

ぐいっと引っ張られる
参謀って意外に強引なんじゃな
とか、素直な感想すらでる

静かなダイニングにはペンの音だけが響く
べたいものとかあるか?仁王」
「特にはないな」


そうか、と呟いて参謀は席をたった。
台所から包丁の音が聞こえてくる
くぁ、とひとつ欠伸をする
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