他校話
□秘密恋
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みんな、心の中で呟く
どうでも、いいと
「柳生、帰るぜよ」
「えっあっ、はい」
くるりと背を向けた仁王の肩に、幸村の手がのる
「逃がさないよ」
ギリギリと聞こえる骨の軋む音は気のせいではないと、みんなは心の中で誓う
逆らわない方がいい、と
「さーて、誰をシャッフルしようかなぁ…」
肩を押さえて死んでいる、もとい、倒れている仁王の襟首を掴んで、幸村は柳に投げる
「…えっ、仁王君」
「うふふ、柳生は俺が直々に相手してあげる」
ぐいっと柳生の顎を掴んで無理やり幸村の顔に向ける