小説
□ベタでいいじゃねぇか
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「景ちゃ〜んvV」
一時間目から移動教室で廊下を歩いていたら、後ろから突然抱きしめられた
誰が、なんて振り返らなくてもわかっている
「忍足!テメェあれほど学校で抱きつくなって言っただろうが!」
「いいやんv今日は許してや」
「あ〜ん?」
「さて景ちゃんに問題!今日は何の日や?」
「今日?」
今日は10月15日。
何の日かなんて当然知っているだけど…
「しっ、知らねえよ!!」
「!?」
「ほらっさっさと離せ!授業に遅れるだろ」
忍足の腕を外し、次の教室へと急いだ