入学案内(学パロ)

□プロローグ
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私立テッペリン学園。

都内某所にある中高一貫のこの学園。

今日からヨーコが働く学校だ。
もともと教職に就こうと思っていた訳では無いが、大学で教職課程の先生にたまたま紹介され、特に就職活動を活発に行っていたわけでもないので受けてみたところ、受かってしまったのだ。

そんなわけで教師に特別なりたいわけでもないが、なったからにはと気合いを自分に入れて、今日から新学年が始まる。

「…それではヨーコ先生には、三年D組を担当してもるぁおぉうか。」

理事長からそう告げられた時、何でそんな巻き舌なんだよとか心の中で思っていたら、副担任として今年一年は自分のサポートをしてくれることになっていたダヤッカ先生が生来の困り顔をもっと困らせて呻いた。
「理事長、本気ですか!?」

「うむ。」

「新人のヨーコ先生にはあのクラスはちょっと…だってあの二人が居るクラスですよ!?」

「だからお前を副担任につけたのだ、ダヤッカ先生よ。この私の心遣い、う受け取れェェい!!」

「いや心遣いっていうか…。」
よく分からない理事長だ。何にせよ、初年度から担任を任せてもらえるなんて、割とラッキーじゃないか、とヨーコは思っていた。


この時は、まだ。
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