頂き物
□三人の災難
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「ねぇ、俺とクレスって釣り合うと思わない?」
突然そう言い出したのはリッドだ
そしてそこからリッドはひとりの世界へと旅立っていく
「「は?」」
その場にいた人達の声が重なる
突然何を言い出すんだとかついに頭がいかれたかとか言いたい放題。
だが、妄想に耽ている今のリッドには聞こえていなかった
そして今もなおリッドの妄想はとまらない
「俺とクレスの間にできた子供、可愛いんだろうな―」
ブツブツブツブツ
「妄想に耽てるとこ悪いんだけどさ...それは聞き捨てならねぇ!!! クレスと釣り合うのなんて俺しかありえな...」
ルークがそう声をかけるのだが今の彼には届くはずもなく
「っておい!!! 聞いてんのか!!!」
ルークは声を荒げた
さすがに今のでようやく気がついたみたいで
「ぁあ、ルークか...」
「反応薄ッ!? 」
「もう、急に入ってくんなよ!!!」
そして空気が読めない奴だなぁと付け足す
そして更に二人の間に割り込む人が約一名
「二人がどうあがいても無駄だ。クレスと釣り合うのは俺しかいないんだからな」
「え―、ヴェイグは無理だよ―。」
そう、ヴェイグである
「なっ!?」
「お前じゃ絶対釣り合わねぇよ!!!!」
「やっぱ俺だな!!!」
「何を言う、俺に決まっている」
「いやいや、俺でしょ?」
「じゃぁ誰がクレスの旦那にふさわしいか、戦いで決めようぜ」
「のぞむところ!!!」
「手加減はしない。今、尋常に...」
「「「勝負!!!」」」
そして、三人で乱闘しだす始末
一体誰がクレスにふさわしいのか、今のところはわからないまま
もしかしたら
「クレス? あいつは俺のもんだぜ? クレスの"ピー"なとことか"ピー"とか"ピー"とかいろいr...(強制終了」
やっぱりチェスター...なのかもしれない
end