捧げ物
□海へ行こう!
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チュンチュン
鳥が鳴きカーテンの間から朝日が差し込む!爽やかな目覚めに気持がいいぐらい。朝食ができるまで外で素振りをしようと決め着替えて鎧を付けようとした時だった。
「クーレースーさ〜ん」
クレス「Σウワァァァ!!!」
キィィ・・・とドアが開いたと同時にカイルが枕ん抱えながらドヨーーンとした雰囲気で入って来た。カイルのただならぬ感じにクレスは心配してどうしたの?と鎧も付けずに近寄る。少ししゃがみ目線を合わせ、見ると目の下に隈が出来ていた。
カイル「全然眠れなかった・・・」
クレス「もしかして一晩中起きてたの!?」
コクンと頷く、よくわからないけど眠れなかったとカイルは呟いた。一緒の部屋で寝ていた父スタンはまだ爆睡中。クレスは朝食ができるまで少し寝た方がいいとさっきまで自分が寝ていたベッドにカイルを寝かせた。まだクレスの温もりが微かに残っているのか暖かく心地良い。不思議と眠れそうな気がした。ウトウトとし始めクレスは掛け布団をかけてやりカイルの頭を優しく撫でながら朝食が出来たら起こしてあげるからねと言って部屋を出ようと座っていたベッドから立ち上がった。
が
ガシ!
カイル「ムニャ〜・・・Z」
腰に抱き着かれそのまま眠ってしまった。
クレス「(これじゃぁ、稽古はできないな)」
苦笑いしながらもカイルの頭を優しく撫でる。カイルは寝ているがどこか気持ち良さそうだ。
その日の夜