頂き物U

□甘えたい
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今日は何の日だと思う?


はろうぃんだろ?


ちゃんと言いなさいよ、まぁいいわ。
そう!『ハロウィン』なのよ。
…と、事でハイ!お菓子あげるわ。


まじ!?サンキュ〜ハロルド・・・・!


うふふ、良いのよ。
それじゃあね、ルーク。







…………という出来事があって2時間後、今はクレスの部屋に非難している。

あの後、クレスの部屋へ遊びに来たルークは先程貰ったお菓子を出した。
ハロルドから貰ったと聞いて瞬時に口元で止め、即座に食べない様正そうとするが既に胃の中であった。

二人でお茶するために来たのに、避難場所になってしまった。



「うぅ〜(泣」

「ルーク、疑わなかったのか?」

「はろうぃんに気を取られたんだ」

「ああ、成程。(それにしても……)」


クレスの目の前にはルーク。
但し、ふわふわの耳と尻尾が付いた…否、生えた獣人もどきになったルークだ。
しかも年齢通りの子供姿。
彼には悪いけれど、ハッキリ言って可愛い。
此処に女性陣が居たら…………考えるのはよそう。

以前クラトスに励ましてもらったように、ルークの頭を撫でてやる。
結構落ち着いたようで、今度は嬉しそうな顔で擦り寄ってくる。

尻尾もパタパタ振られている事からして、どうやら犬が題材の様だ。







なんだろ、すげー落ち着く。

心地良い。




パタリ…パタリ……と尻尾が動く。





「む〜〜……」

「眠いのか?」

「ん〜」

「(くす)寝て良いよ」




そのままルークは眠ってしまった。






ちょっとだけなら、ハロルドに感謝してやってもいいかな…。






警戒心0でいられるのも、いられる相手も中々いない。


もうしばらくは、このままで……。






終り
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