頂き物
□みにまむwithぼす(クラクレ←ダオス)
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少年の正体はクレス。
原因は不明だが、皆が朝見た時には既に5歳の可愛らしい容姿になっていた。
仲間の記憶も皆無である。
(詳しい経緯は本編にて)
クレスが幼児化したことは既に
“ま、いいじゃん可愛いし♪”
の精神で乗り越えた仲間達。
だがクラースがわめいている理由である目の前の状況ではそうはいかない。
それは・・・
ラスボスが少年を抱っこしていること。
我らが倒すべきボスが主人公を抱っこしていること。
魔王ダオスがクレスを抱っこしていること。
いきなり現れてクレスを抱き上げたのには驚いた。
慌ててクレスを助けようとした。
しかし重要なことに気づく。
自分達のレベルがまだまだ低いことに。
こんなレベルじゃモリスンさんことナレーターの
“その後、彼らを見る者は誰もいなかった”
をリピートして聴く羽目になる。
だが唯一、悲観しない――というより、クレスを助けるしか考えられない男がいた。
「クレスを放せ!!」
「断る」
一人ダオスに立ち向かうクラースに、ダオスはきっぱりと即答した。
そして何気にクレスを抱き直す。
『Σあいつも旦那レベルか!?』
チェスターは二人の会話を聞いて思った。
“あんなラスボスいやだ”
「かみのけクルクルピカピカ〜♪」
ダオスの髪をいじるクレス。
“あなたはラスボスと戯れてるんですよ?”
「クレス!そんな金髪ウェーブにかかわるな!!」
『Σ我らを殺す気か!?』
ラスボス相手にとんでもないことを云うクラース。
仲間は思わず殺意が生まれた。