ガンダム00部屋5。

□寒い夜だから…。
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「ああ、寒い。何て寒いんだ!」
ティエリアが体をカタカタ言わせている。
「そんなに寒いかなあ」
アレルヤはのんびりした声だ。
「君にはわからないかもね。この辛さは」
「仕方ないじゃないか。トレミーの空調が壊れたんだから」
「僕はデリケートだから、君とは違う」
「そんなに辛いのかい?ティエリア」
「ああ、辛い」
「じゃあこっちにおいで。変なことしやしないから」
「……本当だな」
「誓うよ」
そして、アレルヤは口元を緩ませた。
ティエリアもアレルヤのそばに行くのはやぶさかではないので、アレルヤの隣に座った。
「アレルヤ……」
「ティエリアは冷え症だからね。ほら、こんなにひんやりしている」
アレルヤはティエリアの腕を触った。
「うるさい!君が暑苦し過ぎるんだ!」
「……そうかもしれないね。ティエリアの肌はひんやりしてて気持ちがいいね。……もっと温めてあげようか?」
ティエリアは相手が何を言わんとしているかわかっていたが、一応きいた。
「どうやって?」
「裸で温め合うんだよ」
アレルヤは笑顔で答えた。
ああ、やっぱり……。
アレルヤのペースにすっかりハマっているティエリアは自分に自己嫌悪。
「今日は何もしないから、ね?」
そう頼まれると弱い。
アレルヤはティエリアの手足をさする。何だか気持ち良くなってきた。全身でアレルヤの肌を感じ取ることができたら、もっと気持ちがいい気がする。
「もう眠い……」
そう呟いた後、ティエリアは小声で囁いた。
「抱きしめてくれ、アレルヤ」
「もちろんだとも」
どこか嬉しそうなアレルヤがティエリアの言う通りにした。そのまま二人はベッドに倒れ込む。
アレルヤの肌、温かくて気持ちがいいな。
そう思いながら、ティエリアは眠りに落ちていった。

H24.09.25

後書き
お預かりしていたTomokoさんのアレティエ小話です。ティエリア可愛い!
そしてアレルヤは、狡猾に可愛いくカッコイイ?(笑)
可愛い可愛い話をありがとうございました。

Tomokoさんのあとがき
杏里さんとのmixiでのやり取りが元でできた小説。元ネタとはちょっと違うけど。
アレルヤとティエリアが何もしなくてすみません(笑)。



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