ガンダム00部屋3。

□しあわせ半分こ。
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「おっ、飴がある」
ロックオンの言葉に、刹那が顔を向けた。ロックオンがポケットから飴を出した。
「刹那、どっちがいい?」
飴は二種類あった。
刹那は赤い色の包装の方を選んだ。
「じゃあ、俺はこれだな」
ロックオンは水色の包み紙から飴を取り出して嘗めたた。刹那も飴を口に入れた。
その途端、二人の表情が喜びで輝いた。
「おー、結構旨いじゃないか」
「…美味しい」
「どんな味なんだ?刹那…とっかえっこしようか」
え…と刹那が声に出さないうちに、ロックオンの舌が半開きの唇から中に入り込み、巧みな舌使いで自分の飴と刹那の飴を交換した。
「…こんな甘ったるいのが好みなのか?お前は」「お前こそ…こんなのど飴みたいな味が好きなのか?」
ロックオンと刹那は、お互いの味の好みを批判した。
「じゃあ、もう一度交換ってことで」
「嫌だ」
刹那は即座に断った。
「今度は何もしねぇっての、おい、刹那!」
刹那は行ってしまった。刹那とディープキスができて得したが、刹那の機嫌を損ねてしまった。
「あーあ、プラマイゼロか」
ロックオンが茶色の癖っ毛を掻きあげた。
けれども、これが刹那の好きな甘い味、今まで刹那が嘗めていた飴だと思うと、苦手な味でも好きになれそうだった。

H23.04.21

後書き
Tomokoさんの甘く可愛いニル刹話。いつもありがとうございますTomokoさん!
飴も溶けちゃう甘さです!(笑)ちなみにタイトルは、昔のなかよしの漫画から。

Tomokoさんのあとがき
ありがちネタになってしまいました…。
(いえいえ:風魔の杏里拝)



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