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□標的121『武器』
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『恭弥』
ガキッ
「何？」
バッ
ガガッ
『さっき話したことだけどさぁ』
ババッ ガキンッ
「草食動物たちに君のことを話すかっていうことかい？」
ガガガッ
『うんそれ』
シャッ
「まだ悩んでるの？」
ボッ
『騙してるようなもんなんだから
いいずらい、それにお前には分かんないと思うけどさぁ…あいつらは「『俺の大切な仲間だ』とでもいいたいの？」
『そんな恥ずかしいセリフ俺いわないよ…
仲間っていうか友達だけど……』
「群れのボスの役目かい？
キミは別にあの草食動物たちがいなくても十分強い、逆に足手まといになってるんじゃないの？」
『そんなことない
あいつらは大事なストッパーなんだ
じゃないと色々道から外れそうになる』
「…………ほら、手が止まってるよ」
『う゛…』
修行途中に恭弥に愚痴を聞いてもらうのが定番になっていた
俺たちの時代の恭弥にこんなこと言ったら絶対咬み殺されるけど
こっちの時代の恭弥の方が大人だから話を嫌そうな顔をしながらでも聞いてくれて楽だ
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