□標的135『日本オタク』
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「おら刹那、起きろ、ママンが手伝ってくれって言ってるぞ」



うっさいなぁ…こっちは寝不足なんだよ…代わりに手伝えって…




…?

チェロから日本茶の匂いがする…





俺も飲みたいな…













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ぱち





『………(何だ今の…)』







目を覚ますと少し視界の悪い感覚と知らない真っ白な天井…ではなく



【酢花゜】

と書かれた名刺







『……………?
こんな漢字知らないよ…』









「……………スパナ」







『何だそれ…無理矢理だな…………』







「ウチが考えたからな」






『適当だな……………………って!!!アンタ誰!?!?!?!?』







「だからスパナ。
その恰好じゃ風邪をひく」









『…………………何で俺上着てないの?

ああっ!!俺の服!!』






なんで俺の服つるされてんだ!?




だめだ思考がついていかない!!



「ビショビショだったから乾かしておいた
あと目が悪いみたいだから包帯巻いておいた」






『え…(だから視界が悪いんだ…)なんかありがとう



じゃなくて…』






「?これを貸してやる
茶を飲め」







渡されたのはつなぎだった



『あ…ありがとう………Σだから!!!
そうじゃなくてさぁ…ι』











なんか忘れてね?なんで寝てたんだ?




………………………………………………








『モスカだよ!!モスカ倒して自滅したんだった!!』







カチャッ











後頭部に良く感じる感触(主にリボーンから)








『………なにかな…えっと…スパナ』







「静かにしてろ
ウチがあんたをここまで運んできた。
アンタ今行方不明ってことになってるから」










『……………』















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