□標的48『決着』
1ページ/12ページ







『ヘビみたいだな………』






しつこい……マジしつこい

ゴウッ












骸の体からは黒い炎が吹き出している









「どす黒い闘気だな」








「見えますか。
闘気を放出しながら戦う戦士にとって



吹き出す闘気の大きさがすなわち





強さ








ガシッ







『お前通常の戦闘だったら恭弥に勝てねーもんな


あくまでお前は術師だ


その戦闘スキルってのが上がっても

体で覚えたやつには勝てないっての』




まぁ自分も今現在似たようなもんなんだが





ビュッ







ドスッ








『っと……』







「君と僕とでは力の差がありすぎる」







グルッ








ガンッ










ドカッ







骸の攻撃を直に受け壁に叩きつけられる









「クハハハハハ


脆いですね




ウォーミングアップのつもりだったのですが」






ガララ……



瓦礫の中の刹那が姿を現す


『いてて………

あーもうこの身体スピードあんのにパワーがねぇ』








ボッ   ボッ








「なに!?



闘気が弾けた………!?」










「分かってきたみてーだな


グローブの意味が」







グローブに炎を灯し、攻撃の直撃を避けた









『おいリボーン
これもうちょい簡単なチートアイテムにできなかったのか

感覚操作すぎて
めちゃくちゃ使いづらい』




「文句言うな」




『まー…おろしたての武器なんてこんなもんか……



力の差なぁ
俺はお前に手加減しないとな





全力でこいよ
じゃないお前死んじゃうよ?』








「クフフフフ
全くきみは






楽しませてくれる」













,
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ