１
□標的４『退学クライシス』
1ﾍﾟｰｼﾞ/7ﾍﾟｰｼﾞ
「川田」
「はい」
「栗原」
「はい」
「近藤」
「はい」
「沢田」
今日はテストが帰ってくる
『ふわぁ〜〜い』
まぁどうでもいい
今更この程度のテストなんて難しくもなんともない
「あくまで仮定の話だが……
人の話を聞かずに授業中ずっと居眠りをしていたり授業をサボったりする生徒が居るとしよう」
『俺ですけど』
「なっ!!」
「先生やっちまったよ」
「刹那を敵に回すとやべぇぞ
口から先に生まれた男だから」
「いや女だ 実は結構胸がある」
「あいつ先公嫌いだからな」
「風紀委員だし」
「あくまで仮定の話だが……
教師の言うことを聞かない生徒が居るとしよう」
このうざったい言葉をきいてわかるだろうけどこいつは根津だ。
「そういうやつはろくな大人にならないとおもうがな」
『もうろくでもない人間なんで大丈夫でーす』
ギャハハハハハ
「…………」
『あとセンセーよりも上手くこいつらに授業教えられる自信あるよ
授業理解できない奴らみんな俺の方に質問くるよ
どう？ 生徒と先生の役割交換しない？』
「なんだと？！」
『冗談冗談』
「負けたな根津」
「天罰だ。天罰」
「……つぎ鈴木―」
ガラッ
『隼人おはよ』
「こら遅刻だぞ!!
今頃登校してくるとはどういうつもりだ!!
「ああ!?」
目があってすぐに威嚇している獄寺
明らかに教師は怖がっている
大人だろしっかりしろよ
「やっぱこえーよ
あいつ…」
，