□標的123『脅威』
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『お前も食うのかよ!!』






頭をかしげてこちらを見るが、視線は肉の方に戻り食べるのを再開する







クイッ







『ははっι全部食べていいよ』





後ろめたくなったのか皿を鼻先でこちらに寄せる




こういう時可愛いと思う











バリ  バリ   バリ











机の上では猫が魚を食べている








「わーネコちゃん!」





「キュートですね」








「すいません10代目!!
修行で資料室の壁をぶっ壊してしまって」








『いいよ、俺の調べ物の部分は無事だったし

何で資料室で修行してたの?
他のスペースなら沢山あるし言ってくれればいいのに』







「俺の場合修業は紙と鉛筆から入るんです…
こいつは誤って出しちまって…
匣に戻そうとしたんですけどひっかいて反抗するんすよ」



『?炎が切れればかってに匣に戻るだろ?』







「いや…そうなんすけど…炎が切れかかった時のこいつの辛そうな顔見るとつい…」







『(やっぱこいつバカなんじゃねぇか?)
こっちはなかなか切れなくて』




ガバッ







『こうやってジャレてくるってのに…』











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