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□標的125『突入前日?』
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『恭弥!これ見て!』
ルーボを掴んで雲雀の正面に突き出す刹那
「そんなに近づかなくても見えるよ」
『目がオレンジじゃなくてインディゴになってるんだよ!!!』
「ああ………彼は炎じゃなくて瞳の色で属性を識別するんだったね」
『そこが問題じゃない!!!
何で大空の匣のコイツが霧のリングで開匣出来るんだ!?』
「言わなかったかい?彼はその場合によって変わるんだ
君にピッタリな匣だろ」
『なんだそれ!!聞いた事ないよ?!
というかそんな匣存在するの!?』
「今現在彼が存在してるでしょ?」
『Σた…確かに…ι』
「ちなみに、匣は君が作ったんだよ」
『は?』
「君がその匣兵器を作ったんだ」
『お…俺そんな頭良くないんですけど!?』
「じゃあ。そんな兵器を誰が考えるのさ」
『う…』
「その狼は、もともと敵対ファミリーの実験動物として飼われていたんだ」
『は!?』
次々と出てくる仰天事実に頭が混乱している刹那
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