Dream 1

□照れる
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彼氏、という響きは

ちょっと恥ずかしいけど、

それ以上の嬉しさを

私に与えるのだった。





embarrassed






「姫とは、最近どうなの?」

「どうって言われても…」

「どこまでいっちゃったわけー?」



まるで女子高校生みたいなノリで聞いてくるミシェルを一発殴ってやろうかと一瞬考える。まぁ、そんなことはできないだろうけど。

ミシェルは、私たちの関係の変化に一番に気付いた人物だ。さすが百戦錬磨のミハエル・ブランといったところか。

みんなに、付き合うことになったと報告したら、ルカくんもナナセも口を揃えて やっぱり と言ったけど、そんなに態度にでてたのかとひとり頭を抱えたのは秘密。もう過ぎたことは忘れよう。



「その様子じゃ、特に変わりはないみたいだな」

「なんでそんな残念そうなのよ、」

「だって、気になるじゃん?初心なアルト姫が、どんな風に女を攻めるのか、さ」



…趣味悪い。


私たちには私たちのペースってものがあるんだから。ミシェルには関係ないもん。



「ミシェルのばか」

「そんな拗ねんなって…ほら、」

「なに、これ?」

「今度のシェリルのライブのチケット。アルトも飛ぶから、見に来てやれよ」




ミシェルからもらった一枚の紙。


このチケットが、

これから私の気持ちに

変化をもたらすことになる。




to be continued





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