もう 自信が ない。I say good-bye
「無理、ってなんだよ、」
「もう、アルトくんと一緒に、いられない」
世界の違いを知ってしまったあの日から、だんだんと私たちの間に溝ができてしまった。
ちょっとした歪みから、それが大きくなって、最終的に私は、離れることを決意する。
「意味わかんねぇ……、」
「ごめ、ん」
「俺はっ…!」
なんか言いかけたアルトくんの口からその続きが紡がれることはなかった。
何を言おうとしてたのか見当もつかなかったけど、アルトくんは何かを我慢するように私に背を向け去っていく。
きっと、これで。
これでいいんだ。to be continued