立海(幸攻)小説

□助けて
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「…なぁ、ゆき」



夕食の後、部屋でくつろいでいる時。

隣で雑誌を読んでいたマサが静かに俺の名前を読んだ。



「ん?どうしたの、マサ」



隣を見ると、マサは凄く真剣な表情をしている。



「たすけて」



マサはそう言うと俺の胸にもたれ掛かった。



「何処か痛いの?」



具合でも悪いのかと俺がそう尋ねても、返事は返ってこない。

何か言いたい事があるのかなと

俺は綺麗な銀色の髪を撫で、マサが口を開くのを待つ。

マサはしばらく大人しく髪を撫でられていたけど

俺の体を離し、胸のあたりをぐっと掴み



「…お前さんのこと好きすぎて、しにそう」



と言った。

俺はマサを勢い良く抱きしめる。



耳元ではマサの幸せそうな笑い声が聞こえた。



end.



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