青学リョ小説
□デイリーライフ
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「おはよう越前」
いつもと変わらない朝。
学校。
テニスコート。
部室。
…乾先輩。
「はよっス」
いつもと違うとこなんて何も無い。
だから愛おしい。
この時間が。
先輩が。
「今朝もちゃんと牛乳2本飲んできたか?」
「うん」
「今日の練習メニュー、まずはランニングから」
「うん」
「次に…」
このやりとりも、毎日変わらない。
「ねぇ乾先輩」
「ん?なんだ?」
別に毎日のやりとりに飽きたとかじゃなく。
毎日を変えたいとか思ったわけでもなく。
ただ突然。
いつもと違うことしてみても良いかなって思っただけ。
「大好き」
end.