青学リョ小説
□ネーム
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「リョーマ…リョーマ…」
「…なに」
さっきから英二は俺の名前を連呼している。
なんの意図があるのかさっぱりわかんないけど。
「なんかさー、名前呼ぶだけでこう…じわ〜っと…」
「じわ〜っと?」
「…あぁ!幸せになるんだにゃ!」
「はぁ?」
そんなこと言われてさ。
…嬉しくない人間なんて居ないっつの。
ましてや恋人に言われて。
凄い悔しい
いや…嬉しいけど。
「英二」
俺は英二の胸に顔を埋める。
自分からは滅多にしない事だから、英二は多分驚いているだろう。
「り、リョーマ??」
動揺を隠せない英二の声に苦笑しつつ。
たまには甘えるのも良いかなーなんて。
「…幸せに浸ってただけ」
end.