氷帝小説
□ビギニング ラブ?
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「なぁ景ちゃん、今日も家に来るやろ?」
「ん、行く」
ちっ!!
人が居る前でいちゃつくな!クソクソゆーし!!!
「…がっくん、どないしたん?」
「なんでもねーよ!」
−−−−−
「宍戸先輩、今日ご飯食べて帰りましょうvvv」
「あー別に良いぜ」
ここもかよ!!
あぁ大体予想してたさ!!
「あーもー俺も恋したいっ!!したいしたいしたいっ!!」
「…何騒いでるんですか、向日先輩」
「…ひよしぃ…」
…
「もー最悪だぜ…あー俺も恋してー!!」
「…はぁ。先輩、好きな人とか居ないんですか?」
「居ない」
「気になる人も?」
「居ない」
「望みないじゃないですか」
かちんっ
「うるせー!じゃぁ日吉は居るのかよっ?」
なんかむかつく!
中2のクセにっ!後輩のクセにっ!
「居ますよ」
…
「…」
「…先輩?俺変なこと言いましたか?」
しまった。
あまりにも真剣な顔で言うから見とれてた。
見とれてた?
「っちがっ!なんでもないっ!!」
「…はぁ」
「うるさいうるさいっ!クソクソ日吉!!」
「なんにも言ってないですよ」
なにときめいてんだよ俺!
いや!ときめいてない!
日吉とちゃんと深い話したのが初めてだからだ!
絶対ときめきなんかじゃないっ!
−−−−−
あー向日先輩行っちゃった…
わけわかんないなぁ…。ま、そういうとこが
「可愛いんですけど…ね」
end.