氷帝小説

□大好き!
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「宍戸さんっ!!付き合ってください!!!」

「ん?・・・あぁ、良いぜ」


・・・


「・・・えーとですね。付き合うの意味分かってます?」

「お前は俺を馬鹿にしてんのか?」



大好きで大好きで大好きな宍戸さん。

もうこの気持ちを秘めておく事は出来なくて玉砕覚悟でした告白。

・・・こんなに上手い話があってたまるか。



「これは夢ですか?」

「お前は殴られたいのか?」



だってだって!!

絶対拒絶されると思ってたから!



「信じられないです!!!」

「お前は何がしたいんだよ?」



そりゃあもちろん。



「宍戸さんと恋人同士になりたいです」

「・・・だからソレをOKしてんだろうがよ」



えーだって玉砕覚悟だったのに?

もう今までの関係には戻れないと思ってたのに?

こんな上手い話が・・・



「えぇええええぇぇぇえぇえええぇ!!??」

「・・・あーうるせー・・・」

「ほ、ホントですか!?良いんですか!?」



まさか!俺が宍戸さんと付き合えるなんて!!

夢じゃないよね!?現実だよね!?



「俺、宍戸さんの事大好きなんです!!!」

「あーもーわかったって・・・だから付き合うんだろ・・・」



・・・と、言う事は。



「宍戸さんも俺のこと・・・好き・・・って事?」

「・・・あー・・・」



今俺の瞳に映ってる、その照れた顔。

夢じゃないですよね?現実ですよね?

そんな顔されたら・・・抱きしめちゃうじゃないですか。



「宍戸さんっ・・・俺すっっごい嬉しいです!」

「まぁ・・・俺もだ・・・」



素直な貴方が大好き。



「毎日電話しても良いですか?」

「今だって毎日してる様なもんだろ・・・」



素直じゃない貴方が大好き。



「・・・これからもよろしくな、長太郎」



・・・そんな貴方が大好き。



end.



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